歌:こぴ
作詞:5u5h1/こぴ
作曲:5u5h1
気づけば失くしてたほどのちっぽけな灯火が
あの水平線の向こう輝いている
形だけの日々を過ごすことに精一杯だった
僕はそれを見えないようそっと隠していた
こんな惨めで情けない僕を誰かが呼んだんだ
振り返ってみてもそこに誰もいないけど
嘘にまみれた雑踏で 擦り切れた価値観で
夢の名残に縋っている 亡霊のようだ
器用さ身につけるほど
本当の僕は薄れてく そういうものさ
それなのに、この鳴り止まぬ心臓の意味を
どうか教えてくれないか
訪れることのない夜明けを待った
幽霊船はまだ揺られているのだろう
そして夢の欠片抱くまま
何時か水底に忘れられるのだろう
転ばないよう俯いたまま歩くようになって
そんな僕を君が見たらどう思うだろう
誤魔化すような笑顔で
昨日を台無しにするのは もう止めにしよう
灯りが無くても 何を頼りにすればいいかは
分かっているはずだから
辿り着くことのない場所を目指した
幽霊船はまだ帆を上げているのだろう
ボロボロでも選んだ航路(みち)だ
きっと僕らは同じだと気付いた
近づくほど遠くなる答えでも
確かなものをそこに感じたんだろう
だから 選び取ったこの航海で
舵を取るのは僕以外にいないんだと
ありのままの心が言うから
僕は僕のまま君を迎えに行こう
僕らの夜明けがそこで待っているんだ
幽霊船がまだ夢を巡るなら
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